●多情多恨

読み(ひらがな)

たじょう たこん

意味

物事に感じやすいので、感情が多くなり、恨んだり悔んだりすることが多いこと。

解説

恨みを生み出す原因となる最初の感情は、主に、喜ぶこと、怒ること、悲しみなどが あると思います。 その感情は、外の世界を見たり聞いたりした時に生まれ、自分の気持ちが 外の物事に対して好ましい場合は、喜びに、嫌いな場合は、怒りとなり、やがて、 怒りと悲しみなどの感情が増していくと、恨みの心に変わっていくのだと思います。 誰でも必ず起こる感情ですが、感情にはよいものもあり悪いものもあることを 心得ておくべきだと思います。

重要語の意味

多情=「たじょう」と読み、@物事に感じやすいこと。A異性に対して気が多いこと。  多恨=「たこん」と読み、恨みや悔みなどの気持ちが多いこと。  多=おおい。たくさん。おおくなる。増す。  情=心がものに感じて動くはたらき。感情。愛情。  恨=うらむ。にくむ。くやむ。思い悩む。残念に思う。  感じる=「かんじる」と読み、外からの変化に対して5つの感覚から何かを受け取る。  感情=「かんじょう」と読み、感じることによって生まれる心の変化。喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、おそれ、うらみなど。  恨む=「うらむ」と読み、@相手のしたことに対して不満を持って悪く思う。A悔しく思う。  悔む=「くやむ」と読み、よくない思いをして忘れることができない。残念に思う。  喜ぶ=「よろこぶ」と読み、好ましいものに接してこころよく思う。  怒る=「いかる」と読み、物事に対していやだと思い攻撃的な心を持つ。  悲しみ=「かなしみ」と読み、自分ではどうすることもできないと思って心が沈んでいく。  好ましい=「このましい」と読み、外のものに心がひかれるようす。  嫌い=「きらい」と読み、好きではないと思うこと。いやだと思うこと。  増す=「ます」と読み、ふえる。  心得る=「こころえる」と読み、いつも忘れないでいる。  5つの感覚=「いつつのかんかく」と読み、見る、聞く、香りをかぐ、舌で味を感じる、からだの感覚など。 

いわれ(歴史)と重要度

尾崎紅葉の小説。   重要度=☆☆☆   難易度=ふつう   熟語分類=標準。

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多情多恨


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