●櫛風沐雨
読み(ひらがな)しっぷう もくう |
意味外にいて、雨と風にさらされながら苦労したり、あちらこちらを走りまわって努力すること、のたとえ。 |
解説世の中のさまざまな辛いことなどから逃げないで、苦しい思いをすることのたとえで、 雨の水を頭にかぶり髪の毛を洗い、吹いてくる風にまかせて髪の毛をとかすことから生まれたことわざのようです。 「雨にかみあらい風にくしけずる。」とも言うようです。この言葉は、中国の古い言い伝えで、ある王さまが、 国をつくるために、雨と風にさらされながら、川をととのえ道をつくったという話がもとになっているようです。 |
重要語の意味櫛風=「しっぷう」と読み、風によって髪の毛がくしでととのえられるようになる。風にくしけずる。 沐雨=「もくう」と読み、雨で髪の毛を洗う。雨にかみあらう 櫛=くし。髪の毛をととのえる道具。くしけずる。 風=かぜ。かぜがふく。 沐=あらう。髪をあらう。 雨=あめ。あめふる。 さらされる=雨や風にあてられたままになる。つらいことなどから逃げないでいる。 苦労=「くろう」と読み、何かをするために心と体が苦しむこと。 あちらこちら=いろいろな方向や場所をあらわすことば。 努力=「どりょく」と読み、あることをするために心と体を使って苦労すること。 辛い=「つらい」と読み、そのことから逃げ出したいくらいに苦しい。 髪の毛=「かみのけ」と読み、あたまにはえているたくさんの黒く長いもの。あたまのけ。 洗う=「あらう」と読み、水を使ってよごれをとりのぞく。 くしけずる=くしで髪の毛をととのえる。 |
いわれ(歴史)と重要度荘子・天下編。 重要度=☆☆☆ |
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