重要語の意味
正法=「しょうぼう」と読み、正しい仏の教え。
眼蔵=「げんぞう」と読み、正法眼と正法蔵。正法を理解できる智慧と正法の集まり。
正=ただしい。
法=仏の教え。手本として守るべきもの。
眼=みること。かなめ。
蔵=おさめる。かくす。
仏=「ほとけ」と読み、ブッダ。釈尊。苦しみの原因を明らかにしてその解決方法を説いた聖人。紀元前5世紀頃の人。
道元禅師=「どうげんぜんじ」と読み、鎌倉時代の禅僧。日本曹洞宗を開いた祖。只管打坐、本証妙修の禅。[1200-1253]。
臨済禅師=「りんざいぜんじ」と読み、中国、唐時代の禅僧。臨済宗の開祖。
仏法=「ぶっぽう」と読み、仏が説いた仏教に関する教え。四諦八正道。戒定慧。
門下=「もんか」と読み、先生のもとで教えを受けること。
弟子=「でし」と読み、師の教えを受けて学ぶ人。
説示=「せつじ」と読み、説明して示すこと。弟子に説法すること。
弁道話=「べんどうわ」と読み、道元の仏道についての考え方、主に坐禅について説いている。
現成公案=「げんじょうこうあん」と読み、今ここに実際にあることについての考え方を説いている。
即心是仏=「そくしんぜぶつ」と読み、心がそのまま仏であることを説いている。
坐禅儀=「ざぜんぎ」と読み、坐禅のやり方や注意点を説いている。
行持=「ぎょうじ」と読み、毎日の修行の大切さを説いている。
発菩提心=「ほつぼだいしん」と読み、菩提心を起すことの大切さを説いている。同名の巻が2つある。
信仰=「しんこう」と読み、仏の教えを信じてその教えに従うこと。
指導書=「しどうしょ」と読み、ある目的のために教えを導くための書物。
修証義=「しゅしょうぎ」と読み、正法眼蔵を基本にした経典。曹洞宗の信徒が読む経で五章から成る。
草稿=「そうこう」と読み、説明に用いる下書き。
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