●沈思黙考

読み(ひらがな)

ちんし もっこう

意味

思いに沈み、黙って考え込むこと。または、思いを沈め、黙って考え込むこと

解説

怒りや悲しみなどの思いで心の中がいっぱいになり、何故このような思いをしなければならないのかを、 あれこれと考え続けることではないかと思います。また、英語では、「沈思黙考」をメディテーションと 言いますから、瞑想という観点から考えてみますと次のようになります。 あることに対して起こってくる感情のようなものを弱め、さらに、言葉を使わないで考えを凝らすこと、 だと思います。考えを凝らすことを凝念とも言いますが、これは瞑想に入る前の段階で、意識をひとつの ところに集中することではないかと思います。

重要語の意味

沈思=「ちんし」と読み、思いに沈み込むこと。思いをしずめること。  黙考=「もっこう」と読み、だまって考えること。  沈=しずむ。しずめる。かくれる。しずかな。  思=おもう。ねがう。かなしむ。  黙=だまる。口に出さない。しずまる。  考=かんがえる。ためす。  思い=「おもい」と読み、思うこと。あることに対して起こってくる感情のようなもの。  沈む=「しずむ」と読み、元気がなくなる。見えなくなる。その中にどっぷりとつかる。  黙る=「だまる」と読み、言葉をしゃべるのをやめる。言葉を使わない。  考え込む=「かんがえこむ」と読み、思いから離れて意識を1つのことだけに向けること。  何故=「なぜ」と読み、どのような理由で。  メディテーション=meditation。瞑想。  瞑想=「めいそう」と読み、凝念を保持すること。静慮(じょうりょ)。禅那(ぜんな)。  観点=「かんてん」と読み、見る位置。見る立場。  感情=「かんじょう」と読み、五感から生まれてくる喜怒哀楽など。  凝らす=「こらす」と読み、ひとつのものに集中させる。  凝念=「ぎょうねん」と読み、今その時に起こっている意識を一点に集中すること。  段階=「だんかい」と読み、いくつかの変化の状態のあるひとつの位置。  意識=「いしき」と読み、何かをしようとする心の動きで五感以外のさまざまな心の変化。  集中=「しゅうちゅう」と読み、ひとつのところに集めること。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆   難易度=むずかしい

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沈思黙考


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