●抜苦与楽
読み(ひらがな)ばっく よらく |
意味仏と菩薩の慈悲によって、人々から苦しみを除き、楽を与えること。 |
解説仏または菩薩が、人々の苦しみを取り去り、安楽を与えることのようです。 もとは仏教の言葉で、仏と菩薩の慈悲のうち、人々の苦しみを除くことを「悲」と考え、 安楽を与えることを「慈」と考えるようです。仏とは、仏教を残してくれたお釈迦さんのことで、遠い昔に、 人々の苦しみを見て悩み、その苦しみの原因を悟り、そして、苦しみを逃れる方法を説いたことから始まっているのだと思います。 |
重要語の意味抜苦=「ばっく」と読み、苦しみを抜くこと。苦しみを取り除くこと。 与楽=「よらく」と読み、安楽を与えること。 抜=ひきぬく。取る。 苦しみ=「くるしみ」と読み、自分の思う通りにならないため体と心にいやな感覚を生じること。 与=あたえる。 仏=「ほとけ」と読み、人々を苦しみから救うため悟りを開き苦を逃れるための方法を説いた聖者、釈尊(しゃくそん)。 菩薩=「ぼさつ」と読み、仏の悟りを求めながら人々を苦しみから救うため努力をしている人。 慈悲=「じひ」と読み、苦しんでいる人々をあわれみ、いつくしむこと。 慈=いつくしむ。かわいがる。めぐむ。 悲=かなしむ。あわれむ。 安楽=「あんらく」と読み、心と体に苦しみがなく安らかであること。 いつくしむ=大切にする。 |
いわれ(歴史)と重要度空海の秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)。 大智度論(だいちどろん)。 重要度=☆☆ |
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