●唯我独尊
読み(ひらがな)ゆいが どくそん |
意味この世界で、自分こそが、もっとも優れていると思い上がること。 |
解説自分の考えていることが正しく能力があると思い込み、他の人の意見などを受け入れようとしない、ひとりよがりのことを意味しているようです。 もとは仏教のことばで、お釈迦さんが、生まれてすぐに、7歩、あるいて、言ったことばのようです。「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」 としてよく知られています。このことばが生まれた背景には、お釈迦さんが、神さまと同じくらいに尊い人であることを表現しようとしたのであって、 お釈迦さんが亡くなった後、後の人たちが、作り出した言葉ではないかと思われます。 |
重要語の意味唯我=「ゆいが」と読み、ただ私のみ。 独尊=「どくそん」と読み、自分ひとりだけが他の誰よりも尊いということ。 唯=ただ。ひとり。 我=われ。わたくし。 独=たったひとり。相手がない。 尊=とうとぶ。うやまう。 尊い=「とうとい」と読み、うやまって大切にするべきである。 優れる=「すぐれる」と読み、能力や性格などが他の誰よりもまさっていること。普通より上であること。 思い上がる=「おもいあがる」と読み、実際のちからより自分が優れていると思い込むこと。 ひとりよがり=自分だけが正しくてよいとすること。 お釈迦さん=「おしゃかさん」と読み、仏教を広めた人。2500年ほど前のインドに生まれ悟りを開き人々の幸福のために生きた聖人。 その教えは遠く日本にまで伝えられ多くの仏教文化が栄えた。 背景=「はいけい」と読み、ある事がらのうしろにあって他のものへ変化を与えようとするちから。 |
いわれ(歴史)と重要度長阿含経。 伝灯録。 重要度=☆☆☆ |
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