●養生訓ほか

読みと(出版社)

ようじょうくん ほか。     (中央公論新社)。

紹介と感想など

この本は、江戸時代の本ですから、時代遅れという方もいるかもしれませんが、 結構、参考になることも多くあります。養生とは、人が健康で元気に生活する為の 方法のことで、特に、この本では、食べ物や飲み物などの取り方などを詳しく説明しています。 また、性のことや、心のことなどもあり、また、医者に関する話と、薬の使い方も書いてありますが、 少し専門的で難しいところもありますが、現代の言葉に書き換えてあり、比較的読みやすく、 参考になることもあります。養生訓のほかに、人生を、どう楽しむのかを考えた、「楽訓」という 事項と、子供の教育について書かれた「和俗童子訓」というものも含まれています。 いずれも、題名に相当する内容について、どのようなことをしたらいいのかを教え導いてくれる本です。   [総ページ数=375]

印象に残った言葉

内欲と外邪。    三欲。    千金方。    丹田。    病は口より。    腹八分目。    飲酒。    慎色欲。    房中。    五官。    俗医。    内の楽しみ。    読書。    女子を教える法。   

著者の紹介

貝原益軒(かいばらえきけん)[1630-1714]
江戸時代の方で、儒学者、博物学者、教育家、医者という肩書きがあったようです。 中国の古くから伝わる薬(本草学)のことをよく学び、相当詳しかった人のようです。
訳者=松田道雄。

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音吉読書録
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