●ビギナーズクラシック万葉集

読みと(出版社)

びぎなーず くらしっく まんようしゅう。     (角川学芸出版)。

紹介と感想など

古文が、にがてな人でも、楽しく、必ず読めるのがいいです。 万葉集は、最も古い日本の詩歌をつづった本ですが、言葉が古いため、原文は意味がよく分からない と思います。しかし、この本では、比較的、有名な詩をとりあげ、原文と、現代語訳、さらに解説が 載っていますので、歌のもつ意味がよくわかり、また、原文の音の響きを、自分で声を出して読んでみると、 さらに深い味わいが感じられると思います。昔の人も、今も、同じようなことで悩み、苦しんでいたという ことが伝わってきます。また、コラムには、万葉集の歌の作り方などが分かる、いろいろな内容が 書かれているので、これも、万葉集に近づくための要素です。   [総ページ数=254]

印象に残った言葉

枕詞。    長歌と反歌。    序詞。    作者未詳歌。    東歌。    忍ぶ恋。    酒を讃める歌。    相聞歌。    晩歌。    貧窮問答歌。    萌え。   

著者の紹介

万葉集の作者は、当時の天皇や無名の歌人など、いろいろな方がいます。この本で、特に多く載っているのは、 額田王。 柿本人麻呂。 大伴旅人。 山上憶良。 山部赤人。 大伴家持。などです。 また、この本を編集執筆した方は、坂口由美子さんで、学習院女子中等科の先生をしている ようです。本には、角川文庫編とも書かれています。

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音吉読書録
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このページは音吉が読んだ本の記録と紹介です。