●戦後史の正体

読みと(出版社)

せんごしの しょうたい。     (株式会社・創元社)。

紹介と感想など

本の帯に書いてあるキャッチコピーには、『元外務省・国際情報局長が最大のタブー「米国からの圧力」を軸に、戦後70年を読み解く』 とあります。著者は元外務省のかたで、太平洋戦争(大東亜戦争)が終わった後、連合国の代表として、米国(アメリカ)が、日本に設置した GHQとのやり取りを初めに、2012年ころまでのことをつづった本です。戦後、日本での首相(総理大臣)は、アメリカに従う対米追随派と 日本独自の政治を目指す自主派に分類できるようです。歴史に関しては詳しく知りませんでしたので、少し難しかった所もありましたが、 戦争に負けた日本が、米国との間で、どのような関係にあったのか、知らなかったことがたくさんあり、非常におどろいています。 日本は、戦争に負けたんだなあ、ということを認識させられました。また、知ることが難しい内容を本にして下さった孫崎さんに感謝します。   [総ページ数=386]

印象に残った言葉

自主。    追随。    吉田茂。    降伏文書。    重光葵。    三布告。    巣鴨拘置所。    日本国憲法。    キリスト教。    石橋湛山。    昭電事件。    新聞。    特捜部。    芦田内閣。    冷戦。    朝鮮戦争。    岸信介。    講和条約。    公職追放。    検閲。    密約。    原子力発電所。    第五福竜丸。    安保闘争。    ベトナム戦争。    佐藤栄作。    繊維問題。    田中角栄。    ロッキード事件。    鈴木善光。    対潜哨戒機。    プラザ合意。    円高。    BIS規格。    湾岸戦争。    TPP。    CIA。   

著者の紹介

孫崎 享(まごさき うける) 1943年生まれ。1966年外務省入省。元外務省・国際情報局長。


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