面白いほどよくわかる脳のしくみ   

読みと(出版社)

おもしろいほど よくわかる のうのしくみ。     (日本文芸社)。

紹介と感想など

この本のはじめにで、監修者は、「脳は何をする時にも働いています。」また、「脳は我々そのものであり、」また、 「生きている間、脳は常に変化しています。」と書いています。そして、この本を読み進めていると、仏教の五蘊を 連想してしまい、いろいろと妄想していると、仏教で説いている五蘊の心の部分「受想行識」は、脳と同じような働きを 持っているのではないかと思うようになりました。五蘊は人間そのものであり、その心の部分は、脳と同じ働きをするということです 【参考ページ:ギター演奏と五蘊】。 また、本を音読することが、脳を活性化するということを再認識できました。つまり、音読は、文字を見て認識し、声を口から出し、 その発した声が耳から入るので、脳の文字と音声の両方の領域に出力と入力の両方を働かせるので、脳によいということです。 また、毎日の生活環境が脳に与える影響の大きさも知り、毎日の習慣の大切さを再認識できました。また、この本は、右ページに説明があり、 左ページには絵の解説がついているので、とてもわかりやすくなっています。およその本構成は、次のようになっています。 @脳の構造。A記憶と知能。B脳と五感。C脳と運動。D脳と睡眠。E脳と心。F脳の特性。G脳の病。H脳を育む。   [総ページ数=233]

印象に残った言葉

意識せずとも心臓が働き呼吸ができているのは脳幹のおかげ(20)    脳の成長には遺伝だけでなく環境も大きく影響している(64)    幼い頃に正常な視覚体験を経験させることが大切(72)    寝る子は育つ(128)    心は脳に宿っている(134)    朝食抜きは脳に悪い(214)    脳幹。    小脳。    大脳。    βエンドロフィン。    視床下部。    扁桃核。    大脳辺縁系。    大脳基底核。    ミラーニューロン。    サーカディアンリズム。    ワーキングメモリ。    手続き記憶。    陳述記憶。   

監修者の紹介

高島 明彦(たかしま あきひこ)。
1954年、長崎県生まれ。   九州大学理学部卒業。    脳科学総合研究センター。   理学博士(九州大学)。    専門は神経生物学。


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