●人のふり見て我がふり直せ

読み(ひらがな)

ひとの ふりみて わがふり なおせ。

意味

他人の良いところは、見習い、他人の悪いところは、自分のこととして反省し改めよ、ということ。

解説

正しく良いことをしている人があれば、それを見習い、悪いことをしている人が いれば、その人と自分を見比べ、自分に改めるべきところがあれば、反省して、 それを改めろ、ということのようです。このことわざは、「人の上見て我が身を思え」 とも言い、人の置かれている立場や運命を見て、自分のことと置き換えて考えろ、 という意味があり、他人の悪さを批判するだけでなく、自分にも、 そういうところがないか、よく考え直してみよ、という意味もあるようです。

重要語の意味

ふり=人が外面的に表すこと。態度。行動。ふるまい。  見て=見ることによって。  見る=人の姿や行動などを目を使い知ること。  直せ=直すの命令形。  直す=@悪くなったものを正しい状態にする。A改める。変える。  論語=紀元前450年ごろ、孔子とその弟子たちの短いやりとりなどの 言葉を書きとどめたもの。紀元2世紀ごろに、ばらばらだったものが一つにまとめられた。 

いわれ(歴史)と重要度

論語、里仁の十七、述而の二十一。  毛吹草。   重要度=☆☆☆

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ふり
[01]

【儒教の論語】