●罪を憎んで人を憎まず
読み(ひらがな)つみを にくんで ひとを にくまず。 |
意味人が犯した罪は憎むべきであるが、その罪を犯した人を憎んではいけない、という教え。 |
解説人が罪を犯す理由には、そのような悪い結果になってしまうまでに、 それなりの事情があり、人そのものを憎むべきではなく、その罪に至るまでの 心の中で生まれていった悪い思いを憎むべきである、ということのようです。 昔は、「その罪を悪んでその人を悪まず(そのつみをにくんでそのひとをにくまず)」 と言っていたようです。この句は、孔子の言葉として語られていたようです。 |
重要語の意味罪=「つみ」と読み、道徳、宗教、法律上で、やってはいけない悪い行い。 憎む=「にくむ」と読み、いやだと思い嫌いになる。にくいと思い 害を与えたくなる。「悪む」とも書く。 犯す=「おかす」と読み、法律などのきまりをやぶる。 事情=「じじょう」と読み、ある出来事などが、そのような結果となった理由や因果関係。 |
いわれ(歴史)と重要度孔叢子(くぞうし)・刑論。 重要度=☆☆☆ |
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