●売り言葉に買い言葉

読み(ひらがな)

うりことばに かいことば。

意味

相手が暴言(ぼうげん)を言って、喧嘩(けんか)をしかけてくるなら、 こちらもそれに負けずに、同じように乱暴な言葉で言い返すこと。

解説

昔から、喧嘩を売り買いするという考え方があるようで、喧嘩をする時、 しかけてくるほうを「喧嘩を売る」といい、その喧嘩の相手をするほうを 「喧嘩を買う」といいます。喧嘩をしかけてくるような、ひどい言葉が発せられたならば、 その言葉を受けて言い返すということを意味しています。できるだけ、辛抱して、 暴言を、はかないようにしましょう。

重要語の意味

売り言葉=相手が怒(おこ)ってしまうような乱暴なことば。  買い言葉=相手が言った乱暴なことばに対して、言い返すことば。  暴言=「ぼうげん」と読み、乱暴で失礼な内容のことば。  喧嘩=「けんか」と読み、お互いにゆずらず、言葉や体を使って相手と争うこと。  乱暴=「らんぼう」と読み、ざつで荒っぽい振る舞いをすること。道理に外れた振る舞い。 

いわれ(歴史)と重要度

狂言「入間川(いるまがわ)」。  大学・第六章。    重要度=☆☆☆

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言葉
[01]

【儒教の大学・中庸】