●人を謗るは鴨の味
読み(ひらがな)ひとを そしるは かものあじ。 |
意味人の欠点を見つけて、悪く言うことは、とても気持ちのよいものだ、というたとえ。 |
解説他人の悪くみえるところを見つけては、そのことについて、いろいろと話をすることは、 とてもこころよく感じる、ということらしいです。また、人の悪口を言うことは、かもの 肉を食べた時に感じるおいしさと同じくらいに、いい気持である、ということのようです。 「人の噂を言うは鴨の味がする(ひとのうわさをいうはかものあじがする)」とも言います。 他人の欠点をさがしているわけではありませんが、他人の欠点は、なんとなく気になってしまうものだと思います。 そして、人を謗ることは、よいことではないので、できるだけ慎まなければならないと思います。 |
重要語の意味人=「ひと」と読み、自分以外の人間。他人(たにん)。 謗る=「そしる」と読み、他人の欠点を見つけて悪口をいう。非難する。 鴨=「かも」と読み、冬のみずどり。鳥の肉としてはとてもおいしいので高級品として食べられる。 味=「あじ」と読み、たべものを食べた時に口の中で感じること。おいしい、まずいなど。 欠点=「けってん」と読み、十分でないところ。悪くみえるところ。 気持ち=「きもち」と読み、心の中に感じるおもい。 悪口=「わるぐち」と読み、人を悪くいうこと。 肉=「にく」と読み、動物などを食べることができるようにしたもの。 食べる=「たべる」と読み、口の中に食べ物を入れて、かんで飲み込むこと。 噂=「うわさ」と読み、そこに居ない人のことについていろいろと話をすること。 なんとなく=なにか特に理由もないのに。どことなく。 慎む=「つつしむ」と読み、ことばやおこないが、ゆきすぎないように注意する。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆☆☆ 難易度=やさしい |
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