●一富士ニ鷹三茄子
読み(ひらがな)いちふじ にたか さんなすび。 |
意味夢を見るとき、特に正月の初夢には、1番目が富士山、2番目が鷹、3番目が茄子、 の夢を見るのが、縁起がいいとされる。 |
解説この句は、江戸時代から静岡県で、言われ続けてきた、ことわざのようで、徳川家康が好んだ地、 駿河(するが)の国の名物を順番に並べたものとも、家康が好んだものとも考えられるようです。 句の後には、「四扇五煙草六座頭」(しせんごたばころくざとう)と続けても言うようです。 |
重要語の意味富士=日本一の高さと美しさで名高い山、ふじさん、高さ3776メートル。 鷹=「たか」と読み、タカ目の鳥、ワシより小さいものをタカと呼び、 鋭く曲がったくちばしと、鋭い爪が特長。 茄子=「なす」又は「なすび」と読み、夏から秋にかけて紫色の卵形や、 丸い形の実をつける草、夏やさいの一つ。 縁起=「えんぎ」と読み、よいこと、又は、悪いことが起きるきざしとなるもの。 徳川家康=1603年、江戸に幕府を開いた武将、1607年、駿府(静岡県) に大御所(おおごしょ)として隠居(いんきょ)。(1542-1616)。 駿河=「するが」と読み、昔の地名、今の静岡県の中央部、(駿河の役所は駿府)。 |
いわれ(歴史)と重要度南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)。嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)。 重要度=☆☆☆ |
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