●駿河の富士と一里塚

読み(ひらがな)

するがの ふじと いちりづか。

意味

とても違いすぎて、比べものにならないことのたとえ。

解説

「一里塚」とは、江戸時代に使われていた街道の距離を示す目印のようなもので、 一里ごとに作られた小さな土の山のことで、この小さな山と富士山を比べるという 意味があるようです。大きさ、美しさともに、比べものになりませんから、そのたとえとして 使うようです。

重要語の意味

駿河=「するが」と読み、昔の地名、今の静岡県の中央部。  富士=日本一の高さと美しさで名高い山、ふじさん。「フジヤマ」として世界的にもよく知られた山。  一里塚=「いちりづか」と読み、江戸時代、街道に作られた目印で、一里ごとに小さな土の山で作ったもの。  一里=約4キロメートル。  街道=「かいどう」と読み、昔、町と町を結んだ大切な道路。東海道、中山道、奥州街道、日光街道、甲州街道。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆☆   

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富士講(ふじこう)

江戸時代、富士山は、山岳信仰(さんがくしんこう)が盛んだったようで、山頂には、大日如来(だいにちにょらい)が まつられていたようです。登山する人は、夏、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」など と声をかけながら、山を登ったようです。富士講とは、富士山を信仰の対象として、 参拝をした人たちの集まりのことのようです。

山岳信仰=山を神聖なものとして、信仰の対象としたこと。

大日如来=仏教の仏の名前、真言宗の本尊。毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)。

六根清浄=5つの感覚器官(目、耳、鼻、舌、身)と心が清らかで汚れのないこと。

【参考文献:神々の明治維新

富士山

富士
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