●千里の道も一歩から

読み(ひらがな)

せんりのみちも いっぽから。

意味

どんなに大きな仕事でも、身近なことから始め、少しずつ積み重ね、努力してゆくことが大切である、という教え。

解説

1000里という長い旅の道も、初めの一歩を歩くことから始まる、ということから生まれたことわざのようです。 初めの一歩は誰でも始められますが、次の一歩、また、次の一歩と、常に(毎日)、少しずつでも、積み重ねてゆかなければ、 目的を達成できませんから、途中であきらめることなく、長く続けることが大切なのではないかと思います。 老子の中では、「千里の行も足下より始まる(せんりのこうもそっかよりはじまる)」= 「千里の長い歩みも足もとの一歩から始まる」、となっているようです。

重要語の意味

千里=「せんり」と読み、1000里。約4000キロ。とても長い旅の道のたとえ。  道=「みち」と読み、人が歩いて通ることができるように作られたところ。道路。  一歩=「いっぽ」と読み、足を前に出し歩き進むこと。ひとあし。  身近=「みぢか」と読み、自分の体の近く。自分にできること。  積み重ね=「つみかさね」と読み、あることを少しずつ重ねて増やしてゆくこと。  努力=「どりょく」と読み、目的をかなえる為、体と心を使って行動すること。  始まる=「はじまる」と読み、何もないところから新たに何かが起こる。  行=「こう」と読み、ゆくこと。旅。  足下=「そっか」と読み、あしもと。 

いわれ(歴史)と重要度

老子・六十四章。    重要度=☆☆☆   

スポンサードリンク


[01]

【道教の老子】