●手鍋を下げる
読み(ひらがな)てなべを さげる。 |
意味自炊をして、質素な暮らしをすること。 |
解説自分で食事の用意をして、むだなお金を使わないような生活をすることのようです。 「手鍋下げても(てなべさげても)」とも言い、この場合は、好きな人と結婚できるのなら、貧しい生活も いやだとは思わない、という意味で、特に、質素な新婚生活をすることのようです。 また、本来は、食事を作ってくれる奉公人を持たない生活という意味があり、質素な暮らしをするということのようです。 また、「手鍋暮らし」という言い方もあるようです。 |
重要語の意味手鍋=「てなべ」と読み、@つるが付いているなべ。いろりの上にさげることができるように鍋につるを付けたもの。 A自分で食事の用意をすること。 下げる=「さげる」と読み、手に持って行く。「提げる」とも書く。 自炊=「じすい」と読み、自分で煮たり炊いたりして食事の用意をすること。 質素=「しっそ」と読み、むだなお金を使わないようす。ぜいたくでないこと。 暮らし=「くらし」と読み、くらすこと。せいかつ。 結婚=「けっこん」と読み、男と女がいっしょに暮らすこと。 貧しい=「まずしい」と読み、暮らしに必要なものがあまりなくて生活がつつましいようす。 奉公人=「ほうこうにん」と読み、家の中でやとわれて食事の用意などをする人。使用人。 手鍋暮らし=「てなべぐらし」と読み、質素な生活。 つる=なべにつけるための半円形のとって。手で持てるようになっているところ。 |
いわれ(歴史)と重要度浄瑠璃。 重要度=☆☆ 難易度=ふつう |
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