●鬼の女房に鬼神
読み(ひらがな)おにの にょうぼうに きじん。 |
意味鬼のような男には、情け知らずの鬼のような女が、妻になるということ。 |
解説鬼のように気性が激しく、冷たい心をした男には、それにふさわしい、人に服従しないような強い女が 妻になるということのようですが、 鬼神を単に、それと考えると、結婚しない男のことを言っているようにも感じます。 どうして、こんなに難しいことわざが生まれたのか、音吉は頭をかかえてしまいます。 「鬼の女房に鬼」ではなく、なぜ「鬼神」が女房になるのかが、分かりません。 玉勝間では、女の鬼のことを、鬼神と呼ぶ、と書いてあるようです。 |
重要語の意味鬼=鬼のように血も涙もない人。鬼は「隠(おん)」を意味し、姿が見えないことをいう。 女房=妻。男性が結婚した場合の相手の女性。 鬼神=「きしん」又は「きじん」と読み、@死んだ人の霊魂、神霊。A荒々しく恐ろしいもの。B化け物や妖怪。 情け知らず=他人に対して、その人の気持ちや立場を考えないこと。 玉勝間=「たまかつま」と読み、本居宣長の随筆集。 |
いわれ(歴史)と重要度大阪(中京)いろはがるた。 玉勝間(たまかつま)。 重要度=☆☆ 超古風 |
スポンサードリンク