●武士は食わねど高楊枝
読み(ひらがな)ぶしは くわねど たかようじ。 |
意味たとえ、貧しい状態に置かれていても、貧しさを表に出さず、しっかりした気持ちで生きていくべきと いう、たとえ。 |
解説たぶん、江戸時代の武士は、それなりのプライド(誇りや自尊心)があり、たとえ、貧しくて、 食事が取れない時でも、口の中に、つまようじを入れ、満腹の食事を取ったように見せかけていた、 ということのようです。当時の武士の心意気(行いが清らかで欲が少ない)や、がまん強さを、 言い表わした句ではないかと思います。悪く言えば、みえを張っているということですが、 こういうことが、必要な場合も、あるのかもしれません。 |
重要語の意味武士=昔、刀や弓、馬などを使って、戦いをする為に、訓練などをしていた人。 さむらい。 食わねど=「食べないけれど」という意味。 楊枝=「ようじ」と読み、食事の後、食べ物が歯の間につまった時、それを 取り除く為にある、先のとがった小さな棒。つまようじ。 高楊枝=「たかようじ」と読み、食後に、満足そうに、ゆったりと、つまようじを 使うこと。 |
いわれ(歴史)と重要度京都いろはがるた。 孟子。 重要度=☆☆☆ 超古風。 |
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