●仏の顔も三度
読み(ひらがな)ほとけのかおも さんど。 |
意味どんなに、性格がおとなしく、おだやかな人でも、何度も、同じような、礼儀はずれの ひどい、扱いをされれば、ついには、怒り出してしまうということのたとえ。 |
解説この句には、続きがあり、「仏の顔も三度撫づれば腹立つ」ともいうようです。慈悲深い仏様でも、 顔を、一日に、三回も、軽くこすられるようなことをされれば、ついには、怒ってしまうという意味のようです。 なぜ、顔を撫でるのかは、よく分かりませんが、「撫でる」という言葉は、昔は、「撫づ」と言っていたようで、 これは、「打つ」という言葉を、別の言葉で、言い換えて、「撫づ」と使っていたのが、 なごりではないかと、考えられます。 |
重要語の意味仏=@お釈迦様。A性格がおだやかで、温厚な人。 撫づ=「なづ」と読み、「撫でる」と同じ意味、@手のひらで軽くこする。A打つ(神前で使われた代用語)。 慈悲=悩んだり苦しんだりしている者を、かわいそうに思い、大切にすること。 |
いわれ(歴史)と重要度京都いろはがるた。 近松門左衛門、「冥土の飛脚」。 重要度=☆☆☆ |
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