●鬼の首を取ったよう
読み(ひらがな)おにの くびを とったよう。 |
意味鬼を退治し、その首を取ったかのように、大きな手柄を立てたと思い得意になっているようす。 |
解説人から恐れられている鬼をやっつけて、その頭を取ったことを喜ぶように、自分がとてもいいことをしたと思って、 満足しているようすを言ったことばのようです。立てた手柄が、それほど大きなものでもないのに、 その人の思い込みで、鬼を退治するという大きな仕事をしたかのように、鼻を高くしているようすを あらわしたことわざのようです。「鬼の首でも取ったよう」とも言います。 |
重要語の意味鬼=「おに」と読み、人々に悪いことをすると考えられている想像上のいきもの。人々から恐れられているもの。 首=「くび」と読み、首から上の頭のところ。 取る=「とる」と読み、@ついていたものを切り離す。Aいのちをうばう。 よう=ようす。 退治=「たいじ」と読み、害となるものと戦ってほろぼすこと。悪いものをなくしてしまうこと。 手柄=「てがら」と読み、人から喜ばれるようなはたらき。功労。功績。 得意=「とくい」と読み、自分の思うようになって満足していること。自慢をすること。 恐れる=「おそれる」と読み、こわいものだと思ってきらいになる。 喜ぶ=「よろこぶ」と読み、よいことがあったのでうれしいと思う。 満足=「まんぞく」と読み、のぞみがかなって心が満ちたりていること。 思い込み=「おもいこみ」と読み、自分だけがかってに思うこと。 鼻を高くする=「はなをたかくする」と読み、得意になる。自慢する。 |
いわれ(歴史)と重要度都気質。 重要度=☆☆☆ 難易度=やさしい |
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