●有卦に入る

読み(ひらがな)

うけにいる。

意味

幸運が続くこと。また、幸運な年回りに入ること。

解説

陰陽道の占いで、人の一生には、「有卦」と「無卦」が順に回っていき、有卦に入った七年間を吉とし 幸運が続き、無卦に入った五年間を凶とし良くないとしている、ということから、幸運が続くことを 「有卦に入る」と言ったようです。陰陽五行説の十二運という考え方がもとになっているようです。

重要語の意味

有卦=「うけ」と読み、人の生まれの干支に合わせて吉とする七年間の年回り。有暇。  無卦=「むけ」と読み、人の生まれの干支に合わせて凶とする五年間の年回り。無暇。  入る=「いる」と読み、はいる。  年回り=「としまわり」と読み、年齢によって吉凶の運勢があるということ。  陰陽道=「おんみょうどう」と読み、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)によって、天体や暦、占いなどを研究する学問。  十二運=「じゅうにうん」と読み、人の運勢を干支で判断する場合に使う12この運勢の呼び名。7年間が吉で5年間が凶。  干支=「えと」と読み、五行の木、火、土、金、水を陰陽に分け10ことし、これに十二支を組み合わせ、合計60この呼び名をつけたもの。 甲子(きのえね)、乙丑(きのとうし)など。 

いわれ(歴史)と重要度

嬉遊笑覧(きゆうしょうらん)。    重要度=☆☆☆   

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有卦
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