●時は金なり

読み(ひらがな)

ときは かねなり。

意味

時間は、金銭と同じように貴重なものであるから、むだにしてはならない、といういましめ。

解説

うっかりすると知らない間に過ぎ去ってしまう時間は、お金のように大切なもなので、 するべきことをしないで過ごしてしまうのは、よくないということのようです。 何かやらなければならないことがある時は、そのことに心を集中し、十分な効果があらわれるように 努力するべきであるということと思います。ですから、授業中や勤務時間中は、学習や仕事に専念するべきである、 ということです。確かに、時は金なりですが、たまには、元気を取り戻すために、何も考えないような 時間も必要ではないかと思います。このことわざは、英語の「Time is money.」を訳したことばのようです。

重要語の意味

時=「とき」と読み、止まることがなく過去から未来へ常に変化して流れていると考えられているもの。時間。  金=「かね」と読み、金銭。ぜに。おかね。  時間=「じかん」と読み、時の流れのあるひとつの点から次の点。時の流れのあいだ。  金銭=「きんせん」と読み、ものを買ったりする時に必要となるもの。  貴重=「きちょう」と読み、価値があり大切なもの。  むだ=役に立たないこと。効果のないこと。  うっかり=やるべきことを忘れていたりしてぼんやりとしているようす。  過ぎ去る=「すぎさる」と読み、時間などがすぎてしまう。  集中=「しゅうちゅう」と読み、ひとつのところにあつめること。余計な事を考えないであることに気持ちを集めること。  効果=「こうか」と読み、あることをした時にその目的にあったよい結果。ききめ。  努力=「どりょく」と読み、ある目的のためにできる限りのことをすること。  授業=「じゅぎょう」と読み、学校で先生から教えを受けること。  勤務=「きんむ」と読み、会社などに通って仕事をすること。つとめとしてのしごと。  仕事=「しごと」と読み、しなければならないこと。やるべきこと。  専念=「せんねん」と読み、ひとつのことに心を集中すること。あることにもっぱらはげむこと。専心。  元気=「げんき」と読み、丹田からわきおこる気力。 

いわれ(歴史)と重要度

英語のことわざ「Time is money.」。   重要度=☆☆☆   難易度=やさしい

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