●阿吽の呼吸
読み(ひらがな)あうん の こきゅう。 |
意味何かを一緒にする時の、お互いの微妙な気持ちや調子のこと。また、その気持ちなどが、ぴったりと合うこと。 |
解説たとえば、2人で何かをしようとするとき、それぞれのいろいろな気持ちが、ぴったりとあって、 そのやるべきことが思うようにできてしまう2人の気持ちのようすを言ったことばのようです。 「あうん」は、すべてのもののはじめとおわりという意味があり、お寺の門に置いてある仁王や 神社に置いてある狛犬がそれに相当し、ひとつは口を開け、他のものは口を閉じています。 また、「あうん」ということばは、梵語の音をまねしたもののようですが、「あ」を吐く息とすると、 「うん」はそれにともなって自然に生まれてくる吸う息という意味があり、どちらがなくても成り立たない 呼吸にたとえたことばではないかと思います。また、「うん」は、梵語の場合、「ふーん(hum)」と発音するようです。 |
重要語の意味阿=「あ」と読み、@吐く息。いきを体の外へ出すこと。A口を開けて発する時の音。Bもののはじめ。 吽=「うん」と読み、@吸う息。いきを体の中に入れること。A口を閉じて発する時の音。Bもののおわり。 阿吽=「あうん」と読み、すべてのもののはじめとおわりをあらわすことば。 呼吸=「こきゅう」と読み、@生き物が生命を保つために体内に酸素を入れて炭酸ガスを出すこと。Aお互いの微妙な調子。 一緒=「いっしょ」と読み、2人以上の人が助け合って同時に何かをすること。 互い=「たがい」と読み、2つのもののそれぞれ。自分と相手。 微妙=「びみょう」と読み、たくさんの細かなものがからみあって簡単に説明できないようす。 調子=「ちょうし」と読み、相手の気持ちに合わせたようす。 仁王=「におう」と読み、仏法をまもる神として寺の門に置いてある2つの金剛力士の像。 狛犬=「こまいぬ」と読み、神社のやしろの入口に魔よけとして置いてある2つの獅子に似たけものの像。 梵語=「ぼんご」と読み、古代インドの言葉であるサンスクリット語。悉曇(しったん)ともいい日本語の音節・五十音図に影響を与えている。 吐く=「はく」と読み、体の中にある炭酸ガスを口から外へ出す。 吸う=「すう」と読み、外にある空気を口や鼻から体の中に取り入れる。 息=「いき」と読み、呼吸をすること。 発音=「はつおん」と読み、くちなどからことばとしてのおとをだすこと。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆☆ 難易度=やさしい |
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