●会者定離
読み(ひらがな)えしゃ じょうり |
意味出会った者は、必ず別れなければならない、ということ。 |
解説この四字熟語は、仏教の言葉で、この世が無常であることのたとえとしても使われるようです。 この言葉が生まれた理由として次のようなことが考えられると思います。80才である お釈迦様が、ふるさとの地に向かい教えを説く旅に出た時、自分(お釈迦様)自身の死を予感し、 それをお弟子さんに伝えました。するとお弟子さんが、大切な教えを説いてくれるお釈迦様との別れを悲しんだので、その悲しみを戒める為、 お釈迦様が、この言葉を残したようです。 |
重要語の意味会者=「えしゃ」と読み、出会った者。 定=「じょう」と読み、必ずそのようになること。 離=「り」と読み、離れること。別れること。 出会う=「であう」と読み、偶然に会う。 別れる=「わかれる」と読み、いっしょにいた者がはなればなれになる。 無常=「むじょう」と読み、この世のものはどんなものでも必ず変化し、はかないということ。 予感=「よかん」と読み、何かが起こるということを前もって感じること。 お釈迦様=「おしゃかさま」と読み、仏教を始めた人。仏教の師(先生)。釈尊。ブッダ。仏。 弟子=「でし」と読み、お釈迦様に従って教えを受け仏教を身につけるために一緒に修行をしていた人たち。 戒める=「いましめる」と読み、良くないこととしてやめさせる。 |
いわれ(歴史)と重要度お釈迦様が亡くなる直前に残した言葉(涅槃経、遺教経)。 重要度=☆☆☆ |
スポンサードリンク