●悪因悪果
読み(ひらがな)あくいん あっか |
意味悪い行いには、必ず悪い結果がついてくる、ということ。 |
解説悪い行いとして考えられるものに、十悪ということばがありますが、これら、10この悪い行いを、 ひとつでもやってしまうと、必ず悪い結果として、苦しみを受けることになる、ということと思います。 もとは仏教のことば、「因果応報」や「自業自得」 の考え方から生まれたことばではないかと思います。悪いことをしてはいけませんよ、と注意をするためのことばのようです。 また、仏教では、善い行いは、十善(じゅうぜん)とし、十悪をしないことを意味しているようです。 |
重要語の意味悪因=「あくいん」と読み、悪い原因。悪業の因縁。 悪果=「あっか」と読み、悪い結果。悪い果報。「あくか」とも読む。 悪=@悪いこと。A悪い行い。悪業。B苦しい。 因=原因。もとになること。因縁。 果=結果。むくい。応報。 行い=「おこない」と読み、何かを考えたり口に出してしゃべったり何かをしたりすること。 結果=「けっか」と読み、何かが原因になって表にあらわれること。 業=「ごう」と読み、カルマ。三業としての身(からだ)と口(くち)と意(こころ)。 十悪=「じゅうあく」と読み、悪い行いを10項目にまとめたもの。 @必要もないのに生きものを殺す(注解:仏教では全ての生きものに対して慈しみを持つことが善と考える為)。 A他人のものをことわりもなしに自分のものにする。B正しくない男女の関係をもつ。Cうそをつく。D自分を正しく見せるためにいいかげんなことを言う。 E他人の悪口を言う。F他人の仲を悪くするためにうそをつく。Gむさぼる。Hおこる。うらむ。I因果応報をみとめない。 |
いわれ(歴史)と重要度法句経117番。 重要度=☆☆ |
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