●一心不乱

読み(ひらがな)

いっしん ふらん

意味

ひとつのことに心を集中し、心を乱さないこと。

解説

心が、あるひとつの動作だけになりきっていて、外の変化や音などの影響を受けず、 ただ、ひたすら、その行為に熱中すること、のようです。 たとえば、本を読んでいる場合、何か物音や声などがしても、本を読むことだけに集中して、 本の内容とは別の思いが全く、わき起こらないことを示した四字熟語だと思います。また、 仏教で言うところの、三昧に近い状態を意味していると思います。

重要語の意味

心=こころ。人の体の中にあり、何かを感じたり思ったり、やろうとしたり、過去の経験を思い出したりするところ。  不=うちけしの意味がある。  乱=みだれる。  集中=「しゅうちゅう」と読み、(ばらばらのものが)ひとつになる。  乱れる=「みだれる」と読み、ばらばらになる。心が静かでなくなる。次々に思いが変化する。  動作=「どうさ」と読み、何かをする時のからだのうごき。  変化=「へんか」と読み、以前とちがったようすになること。  音=「おと」と読み、振動によって起こった変化が空気中を伝わり、耳によって感じるもの。  影響=「えいきょう」と読み、ある変化が他のものに変化を与えること。  受ける=「うける」と読み、五感から外の変化をひきつぐ。  ひたすら=ただ、心がひとつのことに集まっているようす。  行為=「こうい」と読み、おこない。しゃべる、思う、体を動かす。三業。  熱中=「ねっちゅう」と読み、ひとつのことに心を集中すること。  三昧=「さんまい」と読み、心をひとつに集めること。心の一境性。静慮。八正道の正定。  状態=「じょうたい」と読み、(概念として示す)その時のようす。 

いわれ(歴史)と重要度

法華経・序品。   阿弥陀経。   重要度=☆☆   難易度=ふつう

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一心不乱