●行雲流水
読み(ひらがな)こううん りゅうすい |
意味物事に執着することなく、自然のままに身を任せる、ことのたとえ。 |
解説雲が風の吹くままに動くように、また、川の水がその姿を変えてあるがままに流れてゆくように、 自然の流れに従い生活することのようです。もともとは、文章を書く時の心構えを言った言葉で、 「ある決まった形などはなく、雲が空を行くように、水が川を流れるように、動くときは動き、 止まるときは止まる。」という様子を表現した言葉のようです。行動することと心の中の様子の 2つの意味があり、まわりの状態や形に合わせて自由に変化することを言った言葉のようです。 また、禅の修行者のことを「雲水」といいますが、これは、行雲流水を短くした言葉のようです。 |
重要語の意味行雲=「こううん」と読み、風に乗って空を動いて行く雲。 流水=「りゅうすい」と読み、川や谷などを形を変えて流れてゆく水。 執着=「しゅうちゃく」と読み、あることに心が強くとらわれていること。 身を任せる=「みをまかせる」と読み、まわりの流れに従って行動すること。 自然=「しぜん」と読み、ありのままであるようす。 禅=「ぜん」と読み、雑念を取り去り精神を統一して仏教の真理を得る為の修行法。 雲水=「うんすい」と読み、本来は定住せず各地を巡って禅の境地を得ようとしている修行僧。 |
いわれ(歴史)と重要度宋史・蘇軾伝(そしょくでん)。 重要度=☆☆☆ |
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