●活性酸素

読み(ひらがな)

かっせい さんそ

意味

通常の酸素よりも不安定な酸素分子。体内では老化の一因と考えられている。

解説

私たちは、酸素を吸い込み、体の中で食べたものを酸化させることによって エネルギーを得ています。エネルギーを作る時に、どうしても生まれてしまうのが 活性酸素で、私たちは常に、この酸化に伴うストレスにさらされているようです。 活性酸素は、DNA、タンパク質、酵素などを損傷し、過酸化物が蓄積されていくと、 老化や生活習慣病の原因になると考えられています。老化や生活習慣病の予防としては、 運動と抗酸化物質の摂取がよいようです。また、 活性酸素は、白血球の殺菌作用などに使われるようです。

重要語の意味

活性=「かっせい」と読み、科学的に活発な性質を持っていること。化学反応を起こしやすくなっていること。  酸素=「さんそ」と読み、色もにおいもない気体状の物質。空気中に含まれている。  活=いきいきしている。  性=ものが持っている本質。  酸=酸性反応をするもの。すっぱい。  素=もってうまれたままのもの。もと。  通常=「つうじょう」と読み、ふつう。  不安定=「ふあんてい」と読み、安定していないこと。すぐに化学反応を起こしやすいこと。  体内=「たいない」と読み、体の中。  老化=「ろうか」と読み、年を取るにつれて体と心の状態がおとろえていくこと。  一因=「いちいん」と読み、ひとつの原因。  酸化=「さんか」と読み、物質が酸素と化合する反応。体内では炭水化物などの燃焼反応が起きている。  DNA=「ディーエヌエー」と読み、デオキシリボ核酸。遺伝子。タンパク質の設計図となる物質。  タンパク質=「たんぱくしつ」と読み、体内にある有機化合物。炭素、水素、酸素、窒素などからなる。  酵素=「こうそ」と読み、体内で作られる触媒物質。化学反応を起こす物質。  損傷=「そんしょう」と読み、細胞などが傷つけられること。  過酸化物=「さんかぶつ」と読み、分子の中で酸素どうしの結合をもつ酸化物。  蓄積=「ちくせき」と読み、積みあがってたまっていくこと。  生活習慣病=「せいかつしゅうかんびょう」と読み、毎日の悪い生活の繰り返しによって生まれる病気。  運動=「うんどう」と読み、体を動かすこと。スポーツ、ウオーキングなど。  抗酸化物質=「こうさんかぶっしつ」と読み、ビタミンEとC。βカロテン、フィトケミカルなど。  摂取=「せっしゅ」と読み、口から食べること。体の中へ取り入れること。  白血球=「はっけっきゅう」と読み、血液の一種で細菌を殺す働きがある。  殺菌=「さっきん」と読み、有害な細菌を殺すこと。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆       難易度=ふつう。   熟語分類=栄養

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活性酸素


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