●獅子奮迅

読み(ひらがな)

しし ふんじん

意味

他を圧倒し、猛烈な勢いで何かをしていること、のたとえ。

解説

ライオンが、奮い立って突き進むように、物事に対して、勢いよく動き回り、 奮闘することのようです。もとは、仏教の言葉で、お釈迦さんが、三昧に入ると、 獅子のように勢いが強くなり、他の修行者を圧倒させてしまう程の力がある、ということから生まれているようです。 また、「獅子」の意味には、仏が、他に恐れるものがなく、人間の中の王である、という意味があるようです。

重要語の意味

獅子=「しし」と読み、@百獣の王、ライオン。A仏のたとえ。  奮迅=「ふんじん」と読み、激しく奮い立って突き進むこと。  奮=ふるう。いさむ。  ふるう=気力が充実して勢いがさかんになる。  迅=はやい。はげしい。  圧倒=「あっとう」と読み、相手をおし負かすこと。  猛烈=「もうれる」と読み、勢いが非常に激しいこと。普通とは思えない程すごいこと。  奮い立つ=「ふるいたつ」と読み、心が引き締まって何かに立ち向かおうとすること。  勢い=「いきおい」と読み、他のものを押さえつけるような強い力。  奮闘=「ふんとう」と読み、困難をのりこえ努力すること。  三昧=「さんまい」と読み、精神を一つに集中し心を乱さないこと。禅定。  修行者=「しゅぎょうしゃ」と読み、仏教以外のある教えにもとづいて自己を磨きあげようとしている者。  仏=「ほとけ」と読み、真理を悟った人。お釈迦さん。 

いわれ(歴史)と重要度

法華経・従地涌出品(じゅうじゆじゅつほん)。   大般若経。   重要度=☆☆☆

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獅子奮迅

【仏教の法華経】