●遊戯三昧
読み(ひらがな)ゆげ ざんまい |
意味仏や菩薩の境地で遊びに集中すること。迷いの心にとらわれることなく遊びふけること。 |
解説あまり聞き慣れない言葉ですが、仏教語のようです。勝手な解釈をしてみますと、 山の奥深い所でひとり修行をして、空の境地を悟るのではなく、世間に居て、さまざまな人と関わり合いながら、 常に空の境地になりきって、自由自在に生きている、ということかと思います。 空とは、般若心経にでてくる、「色即是空」の空です。 勝手気ままに生きるという意味ではなく、迷いの心を起すことなく、一つ一つのことになりきって楽しむ、ということであり、また、 大乗仏教の目標とする境地ではないかと思います。 |
重要語の意味遊戯=「ゆげ」と読み、@心のままに自由にふるまうこと。A遊び楽しむこと。 三昧=「さんまい」と読み、心を静めて雑念を起さずひとつのことに集中すること。 遊=あそぶ。たわむれる。たのしむ。 戯=たわむれる。 遊ぶ=「あそぶ」と読み、好きなことをして楽しむ。楽しいことをして心を慰める。 たわむれる=楽しみながら振る舞うこと。 境地=「きょうち」と読み、心の状態。心の持ち方。 迷いの心=「まよいのこころ」と読み、煩悩。むさぼり、いかり、ぐち、おごり、うたがい、など。 ふける=専心する。 世間=「せけん」と読み、五蘊(ごうん)を持つ者が集まって生活するところ。 空=「くう」と読み、縁起という真理にもとづいた悟りの境地。 大乗仏教=「だいじょうぶっきょう」と読み、全ての人が真理を理解して苦しみから逃れられるようにする為の教え。 |
いわれ(歴史)と重要度無門関(むもんかん)・趙州無字(じょうしゅうむじ)。 六祖壇経。 重要度=☆ |
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