●杓子定規
読み(ひらがな)しゃくし じょうぎ |
意味決まっている基準を使って、すべてのことを判断しようとすること。 |
解説規則や基準だけにとらわれ、ただ、その基準に従って物事を決めてしまう、ということのようです。 その場の状況などを考えないで、規則をきっちり守り、融通がきかない様子を示した言葉のようです。 昔の杓子は、柄の部分(持つ所)が曲がっていたらしく、定規として使うことができないのに、 その柄を使って、無理やりに線を引こうとすることから生まれたことわざのようです。 「杓子を定規にする(しゃくしをじょうぎにする)」とも言うようです。 |
重要語の意味杓子=「しゃくし」と読み、飯をよそったり汁をすくい取ったりする道具。昔のものは柄の部分が曲がっていた。 定規=「じょうぎ」と読み、@直線や曲線などを書くときに使う道具。A判断する時の基準。 定=さだめる。 規=@てほん。Aコンパス(円を描く道具)。 基準=「きじゅん」と読み、最ももととなる標準。 判断=「はんだん」と読み、物事の内容をよく考え、そのことについて考えを決めること。 規則=「きそく」と読み、あらかじめ決められた行為などの約束事。 きっちり=隙間がないようす。余裕がないようす。 融通=「ゆうずう」と読み、その時々の変化に応じて物事を処理すること。 柄=「え」と読み、道具を持ちやすくする為にある棒状のところ。手で持つところ。 |
いわれ(歴史)と重要度三浦梅園の随筆、「梅園叢書(ばいえんそうしょ)」。 重要度=☆☆☆ |
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