●千里同風
読み(ひらがな)せんり どうふう |
意味世の中が、よく治まって、平和であることのたとえ。 |
解説遠く離れた土地であっても、風俗が同じであり、世の中がおだやかなことを意味しているようです。 国の中の殆どの人が、同じ思いを持ち、ひとつの目標に向かおうとした時、世の中は、同じ風が吹くということと思います。 たとえば、日本では、太平洋戦争が激しくなって終戦を迎えた時、国じゅうに、戦争は2度と してはいけないという平和への願いが、 風として吹いていたのではないかと思います。また、逆の考え方をすると、世の中が乱れている時は、同じ風は吹かないで、 さまざまな風が吹くということではないかと思います。 |
重要語の意味千里=「せんり」と読み、遠く離れたところ。 千=「せん」と読み、1000。 里=「り」と読み、1里。約3.9キロメートル。 同風=「どうふう」と読み、同じ風習。同じ習慣。 風習=「ふうしゅう」と読み、その土地などに古くからある生活上のきまりごと。 治まる=「おさまる」と読み、乱れがなくなる。平和になる。 平和=「へいわ」と読み、世の中にもめごとや争いがなく穏やかになっていること。 風俗=「ふうぞく」と読み、その時代の社会における生活上のきまりのようなもの。 風=「かぜ」と読み、@態度。A社会の習慣。 習慣=「しゅうかん」と読み、長い間くり返された為きまりごとのようになったこと。 太平洋戦争=「たいへいようせんそう」と読み、第二次世界大戦の太平洋方面で行われた日本と連合国との戦争。 1941年にハワイ真珠湾攻撃に始まり、1945年に広島と長崎に原爆が投下され日本が無条件降伏をして戦争は終わった。日本では大東亜戦争と呼んだ。 |
いわれ(歴史)と重要度論衡(ろんこう)・雷虚篇。 重要度=☆☆☆ |
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