●読書亡洋
読み(ひらがな)どくしょ ぼうよう |
意味ほかのことに夢中になり、肝心なことを、おろそかにすることのたとえ。 |
解説他のことに気を取られていたため、自分に与えられた仕事を忘れて、その仕事をやらずにいることのようです。 この四字熟語は、次のような故事によるものです。「昔、羊を見はる仕事をしていた2人の召使が、 2人とも羊を逃がしてしまいました。理由を聞くと、1人は読書に夢中になっていたため、もう1人は、ばくちに 夢中になっていたため羊を逃がしました。」という話です。ばくちよりも読書なら羊を逃がしたことを 許されるかといえば、そうではなくて、夢中になったことの善悪の違いがあったとしても、大事な仕事を忘れ、 羊を逃がしたという点において、同じように罪がある、ということを示した故事のようです。 やらなければならないことを怠けてはいけませんよ、という意味があるようです。 |
重要語の意味読書=「どくしょ」と読み、本を読むこと。 亡=「ぼう」と読み、@うしなう。A逃げうせる。 羊=「よう」と読み、ひつじ。 逃がす=「にがす」と読み、にげられる。 逃げる=「にげる」と読み、とらえられていた所から出る。 夢中=「むちゅう」と読み、あることに気を取られて自分の立場を忘れること。 肝心=「かんじん」と読み、大切なようす。大事なようす。 おろそか=しなければならいことをやらずにいること。 ばくち=お金を目的にさいころや花札などのゲームの勝ち負けによってお金を取引すること。 召使=「めしつかい」と読み、家の雑用をさせるためにやとう人。 怠ける=「なまける」と読み、しなければならいことをしない。おこたる。 |
いわれ(歴史)と重要度荘子・駢拇(べんぼ)。 重要度=☆☆☆ |
スポンサードリンク