●抜本塞源

読み(ひらがな)

ばっぽん そくげん

意味

物事の根本にさかのぼって、問題となるところを処理すること。

解説

災いの原因となっているところを正しく見つけ出し、その原因を取り除くことのようです。 木の根を引きぬき、水が流れ出るみなもとをふさぐ、という意味から生まれた四字熟語のようですから、 2度と木がはえてこないことかと思います。もとは、最も大切なことを見失って、道理に反することを 意味していたようです。また、「抜本的」という語は、この熟語がもとになっているようです。

重要語の意味

抜=「ばつ」と読み、ひきぬく。  本=「ほん」と読み、草木の根。もと。  塞=「そく」と読み、ふさぐ。  源=「げん」と読み、水の流れ出る所。水源。みなもと。  根本=「こんぽん」と読み、あることの成り立つ最も大切なこと。  問題=「もんだい」と読み、解決をしなければならないこと。  処理=「しょり」と読み、なにかをすることによって問題を解決すること。  災い=「わざわい」と読み、人を不幸にするできごと。  原因=「げんいん」と読み、物事が起こるとき重要となること。  さかのぼる=ある出来事のつながりをたどり最も重要となることに戻ること。  道理=「どうり」と読み、理に合ったつながり。  抜本的=「ばっぽんてき」と読み、根本となる原因を取り除くこと。 

いわれ(歴史)と重要度

春秋左氏伝・昭公九年。   重要度=☆☆☆

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抜本塞源