●盤根錯節
読み(ひらがな)ばんこん さくせつ |
意味問題が複雑に入り組んで、解決することが難しい事柄のたとえ。 |
解説ある問題において、物事がいろいろと重なり合って関係しているため、その問題を終わらせることが、 難しいようすをあらわした四字熟語のようです。また、勢いの強いものを取り除くことが難しいことのたとえにも使われるようです。 木の根が複雑にまがってしっかり根がついて、また、木の枝がたくさん出ているような厄介な木を表現した言葉のようです。 この木を抜いたり枝を切り落としたりするには、その人(または道具)の能力が、あるかないかが分かる、 ということをたとえるために使われた言葉ではないかと思います。 |
重要語の意味盤根=「ばんこん」と読み、まがりくねった木の根。 盤=うずをまく。まがる。 根=ね。 錯節=「さくせつ」と読み、入り組んだ木の節。 錯=まじる。みだれる。 節=ふし。 ふし=木の枝が出ているところ。 複雑=「ふくざつ」と読み、いろいろな事が重なり合って関係していること。 入り組む=「いりくむ」と読み、たくさんのものが入っている。 解決=「かいけつ」と読み、問題の原因を見つけ出し終わらせること。 難しい=「むずかしい」と読み、かんたんではないようす。 事柄=「ことがら」と読み、ものごと。 厄介=「やっかい」と読み、処理をするのにいろいろとたくさんあり大変なようす。 能力=「のうりょく」と読み、なにかをすることのできるちから。 |
いわれ(歴史)と重要度中国の古い歴史書、後漢書(ごかんじょ)。 重要度=☆☆☆ |
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