●腸内細菌

読み(ひらがな)

ちょうない さいきん

意味

腸管内に常に存在している細菌。

解説

特に大腸には、100兆個にも及ぶ細菌が住んでいて、 ほとんどの菌は病原性がなく、ビタミンの合成にも関係しているようです。また、 腸内細菌には有益菌と有害菌がありますが、この有益菌と有害菌のバランスが取れた時、 免疫機能が上ると考えられているようです。 腸内細菌をよい状態に整えるには、バランスのよい食事が必要であり、 「まごわやさしい」を考慮した食材選びがよいと思います。また、 腸内細菌をよい状態に保つための栄養素として、乳酸菌と食物繊維が 考えられます。

重要語の意味

腸内=「ちょうない」と読み、腸の中。  細菌=「さいきん」と読み、単細胞の微生物。核膜を持たない原核細胞の生物。  腸=大腸と小腸。はらわた。  内=うち。うちがわ。  細=ちいさい。こまかい。  菌=バクテリア。きん。  腸管内=「ちょうかんない」と読み、動物の口から肛門までの管の部分。食べ物をかみ、消化と排泄をするところ。  大腸=「だいちょう」と読み、盲腸、結腸、直腸よりなり肛門に至る管。主に水分の吸収を行う。  菌=「きん」と読み、細菌。バクテリア。  病原性=「びょうげんせい」と読み、病気の原因となる性質のもの。  ビタミンの合成=ビタミンK、B4、B6、B12、ナイアシンなどが作られる。  有益菌=「ゆうえききん」と読み、腸内細菌をよい状態に保つ菌。ビフィズス菌。ラクトバチルス菌。  有害菌=「ゆうがいきん」と読み、腸内細菌に害を与える菌。クロストリジウム。  免疫=「めんえき」と読み、体を病気から守ろうとするしくみ。免疫には自然免疫と獲得免疫がある。  まごわやさしい=まめ類。ごまやナッツ類、わかめ、やさい、さかな、しいたけ、いも。  考慮=「こうりょ」と読み、気にしている。  栄養素=「えいようそ」と読み、生物の体の中で健康を保つために必要となる成分。  乳酸菌=「にゅうさんきん」と読み、糖類を発酵して乳酸を作る菌。この菌を含む主な食べ物は、 ヨーグルト、チーズ、みそ、しょうゆ、漬物などがある。  食物繊維=「しょくもつせんい」と読み、植物の繊維などから成る多糖類。消化のしにくいもの。 主な食べ物には、玄米、ごぼう、たけのこ、りんご、いも類、海藻類、豆類、きのこ類などがある。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆   難易度=ふつう   熟語分類=栄養。

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腸内細菌


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