●付和雷同

読み(ひらがな)

ふわ らいどう

意味

定見がないため、他人の言ったことに、何の理由もなく同調すること。

解説

自分なりの考えがなく物事を正しく判断するちからがないため、他人の言った意見を聞いても、 よいか悪いかを考えもしないで、すぐにその意見に賛成してしまう、ことのようです。 「雷同」は、雷が鳴ると、その音によって地上の全てのものが響くように、他人の言った言葉(音)に すぐに同調する、ということのようです。単に、「雷同」とも言うようです。

重要語の意味

付和=「ふわ」と読み、他人の意見や態度を批判することなくただ同調すること。  雷同=「らいどう」と読み、雷が鳴るとそれに応じてすべてのものが響くようすと同じように、すぐにそのまま他人の意見に賛成すること。  付=つける。くっつける。  和=調和する。調子を合わせる。なごむ。  雷=かみなり。  同=おなじくする。  定見=「ていけん」と読み、自分にふさわしい考えをしっかり持っていること。定まった見識。  同調=「どうちょう」と読み、他人の意見に対して同じように調子を合せること。  なり=それにふさわしいようす。  考え=「かんがえ」と読み、知識や経験をもとに論理的方法である問題を解決する心の働き。物事を判断すること。  判断=「はんだん」と読み、善と悪、真実と嘘などの違いを考え決めること。 

いわれ(歴史)と重要度

礼記(らいき)・曲礼。   重要度=☆☆☆   

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付和雷同