●報本反始

読み(ひらがな)

ほうほん はんし

意味

天地の始まりを思い、祖先に感謝して、その恩に報いること。

解説

自分を生んでくれた祖先に対して、ありがたいと思って、その与えられたものと等しいくらいの、お返しをしようと思い、 自分が生きることのできるもと、天と地を大切に思う、ことのようです。祖先は、父母であり、祖父母であり、さらに 何世代もさかのぼった多くの人たちで、天と地は、食べ物などを育ててくれる太陽や地球という意味があると思います。 「本に報い始めに反る(もとにむくいはじめにかえる)」とも言うようです。

重要語の意味

報=むくいる。かえす。  本=祖先。もと。  反=返る。もどる。かえりみる。思う。  始=天地のはじまり。起源。  天地=「てんち」と読み、天と地。空にある太陽や月。地である地球の水や空気。  祖先=「そせん」と読み、自分を生んでくれた父母と、それより以前の多くの世代の人たち。  恩=「おん」と読み、天地や人から与えられためぐみ。  報いる=「むくいる」と読み、人から与えられたものと同じようなもののお返しをする。  感謝=「かんしゃ」と読み、ありがたいと思うこと。  世代=「せだい」と読み、人の一代。 

いわれ(歴史)と重要度

礼記。   重要度=☆☆   

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報本反始