●閉戸先生
読み(ひらがな)へいこ せんせい |
意味来客を避けるために、家の戸を閉じて、家にこもり、読書にふける人のたとえ。 |
解説外から来る人と話をすることから離れて、家の中に入ったまま、本を読み続けている人のたとえのようです。 この四字熟語は、次のような古い言い伝えがあるようです。『むかし、中国に孫敬という人が、本を読み続けたいため、 家のとびらをしめて、人と会うことを避け、また、眠くなったら、梁からつるした縄を首に結んで眠らないように、本を読み続けていました。 ある日、孫敬が、町に出ると、人々は、めずらしがって「閉戸先生が来た」と言いました。』ということです。 むかしは、眠る時間を無駄にしないように、本を読み続けた人がいた、ということを表した言葉ではないかと思います。 |
重要語の意味閉戸=「へいこ」と読み、家の中に閉じこもること。 先生=「せんせい」と読み、学問などをおしえる人。知識のある人。 来客=「らいきゃく」と読み、外からたずねてきた人。 避ける=「さける」と読み、話などをしないようにする。 戸=「と」と読み、家やへやなどを出たり入ったりする時に外とのしきりとなるもの。外と内をへだてるもの。 閉じる=「とじる」と読み、ふさぐ。しめる。 こもる=人が家の中などに、はいったまま外に出ない。ひきこもる。 読書=「どくしょ」と読み、本を読むこと。 ふける=他のことをしないで、ひとつのことだけをやりつづける。 離れる=「はなれる」と読み、あることをしないようにする。 孫敬=「そんけい」と読み、中国のむかしの人で、楚(そ)という国にいた人。 梁=「はり」と読み、家の柱の上の部分に支えとして付ける横木。 無駄=「むだ」と読み、効果がでないこと。 |
いわれ(歴史)と重要度蒙求(もうぎゅう)。 重要度=☆☆ 難易度=ふつう |
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