●伯楽一顧
読み(ひらがな)はくらく いっこ |
意味名君などに認められて、その優れた能力を発揮することのたとえ。 |
解説あまりよく知られていない人が、立派な君主などから認められて、その能力を出し 評判がよくなることのたとえ、のようです。もとは、馬を売っている人が、なかなか馬が売れないので、 馬のよしあしを見分ける人である伯楽に、「私の馬を見て、その後に一度だけふりかえってほしい」と 頼みました。伯楽が、そのことを実行したら、馬の値段が10倍も高くなった、という話から生まれた 四字熟語のようです。権威のある人から認められると、能力があるかないかは別として、認められた人の 人気がよくなる、ということを示した言葉ではないかと思います。 |
重要語の意味伯楽=「はくらく」と読み、馬のよしあしを見分ける人。 一顧=「いっこ」と読み、一度だけふりかえって見ること。 名君=「めいくん」と読み、よい政治を行う立派な君主。 認める=「みとめる」と読み、あることを見分けて、そのようであると決めること。 優れる=「すぐれる」と読み、能力などが他の者より勝っている。 能力=「のうりょく」と読み、ものごとをしっかりとやることができるちから。 発揮=「はっき」と読み、持っている能力を外に出して効果をあらわすこと。 立派=「りっぱ」と読み、すぐれているようす。 君主=「くんしゅ」と読み、家の地位を子孫が受け継いで、国を代表して統治する人。 評判=「ひょうばん」と読み、世間でのうわさ。 権威=「けんい」と読み、あることに関して優れた能力があると世間から認められている人。 |
いわれ(歴史)と重要度戦国策・燕上。 重要度=☆☆ 難易度=ふつう |
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