●犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ

読み(ひらがな)

いぬはみっかかえば さんねん おんをわすれぬ。

意味

犬は三日間飼ってやれば、三年間は、その恩を忘れないということ。

解説

犬に三日間、餌を与えて可愛がると、その飼い主を3年間くらいは慕ってくれるということのようです。 動物の犬でさえも、その恩を忘れないのですから、もっと高い考えや知識のある人間は、 恩知らずであってはならない、という戒めのようです。また、このことわざは、 「犬は三日の恩を三年忘れず猫は三年の恩を三日で忘れる」とも言うようで、犬と猫が人の恩を記憶する能力の 違いを言ったことわざでもあるようです。猫より犬のほうが人間を慕う思いが強いということなのでしょうか。

重要語の意味

犬=「いぬ」と読み、いぬのこと。家で昔から飼われてきた動物。人が特にかわいがる動物の一つ。  飼う=「かう」と読み、動物などに餌を与えて可愛がりその動物を育てること。  恩=「おん」と読み、好意を以ていろいろなことを見ること。(この場合は犬を可愛がり飼うこと)。  忘れぬ=「わすれぬ」と読み、忘れない。  忘れる=「わすれる」と読み、以前に受けた恩などを心の中で思い出せなくなる。  恩知らず=「おんしらず」と読み、恩を受けていながらそのことを忘れて感謝する気持ちがなくお返しをしようとしないこと。  慕う=「したう」と読み、会いたくてその人の近くにいたいと思う気持ち。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆

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