紹介と感想など
この本は、ことわざ、「早寝早起き病知らず」を調べていたら見つけた本です。
このような本があったということを今まで知らなかった自分に悲しさを覚えました
(多分他にも同様の本があるはずですが)。 この本は明治の初めには、いろいろな人が読んでいる
ようで、いわゆる人生で成功するための教科書、「立身出世のバイブル」として代表的な本であったようです。
フランクリンという人は、子供の頃から、すごく本が好きで、いろいろな本を読んでいたようです。
彼は、イギリス生まれですが、18歳の頃、アメリカのフィラデルフィアへ渡り印刷業をやることになったようで、
当時、植民地であったアメリカを独立に導いた一人として有名な人であり、100ドル札の肖像画にもなった
人です。フランクリンは、イギリスにいた子供の頃からプロテスタント系のキリスト教を信仰していたようですが、
当時の宗教のあり方に疑問を抱いていたようで、その矛盾を解消すべく道徳的に完全なものを作ろうとしたのが、
いわゆる「十三徳」です。このフランクリンの13の徳目をすべて習慣化するのは難しいと思いますが、
13の徳目には、今の私たちの生き方にヒントを与えてくれるものがあると思いますので、
特に、若い方(20〜30代)に読んでほしいと思います。
この自伝には、当時、フランクリンがどのように、十三徳を実践しようとしていたのかが、詳しく書かれています。
[総ページ数=382]
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