●怒れる拳笑顔に当たらず
読み(ひらがな)いかれるこぶし えがおに あたらず。 |
意味相手がおこって、厳しい態度で向かってきたら、優しく接するほうが、喧嘩にならい、ということ。 |
解説腹を立てた人が拳を振り上げ、相手をなぐろうとした時、なぐられそうになった人が、にこにこと 笑って対応すると、振り上げられた拳が、振り下ろされることがない、という意味のようです。 怒りに対する、最も効果的な方法で、争いごとを起こさない為の、ひとつの知恵ではないかと思います。 争いごとは、必ず自分と相手の心を傷つけ、不幸を生む原因ですから、このように接することは いいことですが、難しいことかもしれません。 |
重要語の意味怒れる=「いかれる」と読み、怒るの受け身的表現。 怒る=「いかる」と読み、おこる。腹を立てる。不満を感じて気持ちをそこなう。 拳=「こぶし」と読み、5本の指を全て折り曲げ強く握りしめたもの。げんこつ。 笑顔=「えがお」と読み、笑っている顔。にこにこしている顔。 当たらず=「あたらず」と読み、あたらない。ぶつからない。打たない。 厳しい=「きびしい」と読み、強い。緊張している。 喧嘩=「けんか」と読み、2人がお互いにゆずらず攻撃し争うこと。 なぐる=げんこつで力をいれて打つ。拳でたたく。 にこにこ=うれしそうに笑うようす。 |
いわれ(歴史)と重要度源平盛衰記(げんぺいじょうすいき)。 通俗編。 重要度=☆☆☆ |
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