●人に三怨有り

読み(ひらがな)

ひとに さんえん あり。

意味

一般的に、人は3つの理由から、恨みや妬みを持つ人が多い、ということ。

解説

人から、うらまれたり、ねたまれたりする原因は、@地位が高いこと。 A権力が大きいこと。B給料を多くもらっていること。の3つが考えられる、 ということのようです。 このことわざは、中国の故事によるもので、昔、ある人が高官についた時、 孤丘という村の長老からお祝いの言葉として、聞かされた戒めのようです。 その祝辞の内容とは、「地位が高くなれば、人から妬まれ、国の中で権力が大きくなると、 君主から悪く思われ、給料が高くなれば、人から恨まれたり、その財産をねらわれたり するから、身を慎まなければならない」です。「孤丘の誡め」とも言うようです。

重要語の意味

人=「ひと」と読み、人間。ひと。  怨=「えん」と読み、うらみ。にくしみ。  有る=「ある」と読み、もっている。  一般的=「いっぱんてき」と読み、広くあたりまえのようす。  理由=「りゆう」と読み、なぜ、そのようになったのかの原因。  恨み=「うらみ」と読み、うらむこと。他人のことをいやだと思うこと。  妬み=「ねたみ」と読み、他人の幸せや優れているところを見て、うらやましく思ったり、にくいと思うこと。  地位=「ちい」と読み、多くの人たちの中での立場。身分。  権力=「けんりょく」と読み、組織などの社会集団の中で強制的に行使できるちから。  給料=「きゅうりょう」と読み、仕事の対価として受け取るお金。  故事=「こじ」と読み、古い言い伝え。  高官=「こうかん」と読み、公の仕事をし高い地位についている人。  孤丘=「こきゅう」と読み、昔の中国の村の名前。  長老=「ちょうろう」と読み、年をとって経験をたくさんしている人。いろいろなことをよく知っている人。  祝辞=「しゅくじ」と読み、祝いのことば。  君主=「くんしゅ」と読み、国家の中で一番、地位の高い人。王。  財産=「ざいさん」と読み、その人が持っている土地や家、品物やお金など。  慎む=「つつしむ」と読み、やりすぎないように注意すること。気配りをしたり他に恩恵を与えたりすること。  誡め=「いましめ」と読み、失敗しないように注意すること。 

いわれ(歴史)と重要度

十訓抄(じっくんしょう)。   列子・説符篇。   重要度=☆☆    難易度=ふつう

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