●人の一寸我が一尺
読み(ひらがな)ひとのいっすん わがいっしゃく。 |
意味他人の欠点は、小さなものでも気になるが、自分の欠点は、大きなものでも気がつかない、ということ。 |
解説他人のつまらない間違いには、すぐに気づくけれども、 自分の間違いには、なかなか気づかない、ということのようです。 他人を見る場合は、自分の主観を通して、しっかりと見ることができるので、 他人の気に入らないところは、すぐに気づくけれども、自分を外から客観的に見ることは できませんから、自分の欠点を知ることが難しいのだと思います。 「人の一寸は見ゆれど、我が身の一尺は見えぬ」とも言います。 自分の欠点を知るためには、自分自身を振り返って、ゆっくりと見つめなおす 時間が必要なのかもしれません。 |
重要語の意味人=「ひと」と読み、他人。自分でない人。 一寸=「いっすん」と読み、約3センチメートル。小さなことのたとえ。 我=「われ」と読み、じぶん。わたくし。 一尺=「いっしゃく」と読み、一寸の10倍。約30センチメートル。 欠点=「けってん」と読み、不十分なところ。短所。問題となるところ。 気になる=「きになる」と読み、きがかりになる。 気がつく=「きがつく」と読み、気づく。ある対象の存在を知る。 間違い=「まちがい」と読み、@あやまち。失敗。A異常なできごと。 気づく=心に浮かぶ。思いとしてあらわれる。 主観=「しゅかん」と読み、外の世界を見たり聞いたりして評価などを行う心のはたらき。 通す=「とおす」と読み、あるところをさわっていく。 気に入る=「きにいる」と読み、好きである。自分の気持ちにあっている。 客観=「きゃっかん」と読み、主観の認識対象。主観にあらわれるもの。 難しい=「むずかしい」と読み、かんたんでない。 見ゆれど=「みゆれど」と読み、みえるけれども。 見えぬ=みえない。 振り返る=「ふりかえる」と読み、過去にしたことや考えたことなどを思い出す。 |
いわれ(歴史)と重要度諺百首和歌。 重要度=☆☆☆ 難易度=ふつう |
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