●濡れ手で粟
読み(ひらがな)ぬれて で あわ。 |
意味何の苦労もしないで、たくさんの利益を得ることのたとえ。 |
解説ほとんど体と心が疲れることもなく、簡単にお金などをもうけることのようです。 水で濡れている手には、小さなつぶの粟が自然にくっついてくるので、簡単にたくさんの 粟のつぶをつかむことができる、ということから生まれたことわざのようです。 むかし、粟は、お米と同じぐらいに大切な食べ物だったようです。 「濡れ手で粟を掴み取り(ぬれてであわをつかみどり)」とも言うようです。 |
重要語の意味濡れ手=「ぬれて」と読み、水で濡れている手。 濡れる=「ぬれる」と読み、ものに水がかかってしめっている。 手=「て」と読み、人の体の一部で5本の指があり物をつかんだりにぎったりするところ。 粟=「あわ」と読み、イネ科の植物。秋に黄色く小さな実をつけ食用にする。昔は畑でとれる穀物として重要なものだった。五穀のひとつ。 苦労=「くろう」と読み、何かをしようとして心と体が疲れて苦しくなること。 利益=「りえき」と読み、お金などをもうけること。 五穀=「ごこく」と読み、こめ、むぎ、あわ、きび、まめ。 疲れる=「つかれる」と読み、体などを使ったため力が弱くなること。 簡単=「かんたん」と読み、やさしいこと。単純なこと。 掴む=「つかむ」と読み、手などで物をにぎる。 |
いわれ(歴史)と重要度浄瑠璃の神霊矢口渡。 重要度=☆☆☆ |
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