●諸行無常

読み(ひらがな)

しょぎょう むじょう

意味

この世のあらゆるものは、一瞬たりともとどまることなく変化している。

解説

日常の私たちの所作として生まれている現実が、どのようなものであるかを正しく説明した言葉で、 この現実をしっかりと見つめ一生懸命に努力しなさい、という意味が含まれていると思われます。 現実に生活している毎日の世界は、あまり大きな変化は無いように思われますが、実は、次々に変化が起きていて、 ひと時も休むことなく生滅を繰り返しているという意味のようです。 また、2度と戻ってこない、「今この時、この瞬間」の大切さを言った言葉で、 あたりまえのように、やってくる毎日の時間を、大切にし、精一杯のやり方で過ごし、 将来のことや過ぎ去ったことにこだわらず今を真剣に生きる、 という意味もあると思います。 この句は、仏教の基本的考え方、三法印の一つです。

重要語の意味

諸行=この世のありとあらゆるものや出来事、人の行為など。  無常=ひとときもとどまらず、変化して移り変わるということ。  所作=「しょさ」と読み、感情、認識、意志、思いなどの心が原因となって生まれる動作や行為。  生滅=「しょうめつ」と読み、生まれることと消えてなくなること。  三法印=「さんぽういん」と読み、仏教の基本的な理論。諸行無常、諸法無我涅槃寂静。 

いわれ(歴史)と重要度

涅槃経。  法句経(ほっくきょう)146、277。  平家物語。    重要度=☆☆☆

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涅槃経

涅槃経とは、仏教を考え出し広めようとした、お釈迦様の最後の説法の旅から、お釈迦様が入滅するまでの ことを、かなり詳しく描いた書物です。仏教的には尊いお経の一つと思われます。 お釈迦様は、自分の死を予感して、自分の生まれ故郷に向けて旅立ちますが、途中のクシナガラという 地で、入滅し、遺言、通り荼毘(火葬)にふされ、在俗信者によって、ストゥーパ(塔)に収められ、 供養されました(後の仏塔)。お釈迦様の最後の説法の句は、「自灯明、法灯明、諸行無常、不放逸」の ようです。

諸行無常


【仏教の法句経】