●病は口より入り禍は口より出ず

読み(ひらがな)

やまいは くちよりいり わざわいは くちよりいず。

意味

病気は口から、はいる食べ物や飲み物が原因で起こり、禍は口から出る ことばが原因となって起こされる、ことが多いということ。

解説

人の口という重要な部分についての言葉で、口をしっかり 慎むことによって、悪いことが起きないようにする、いましめの言葉のようです。 食べ物などは、食中毒、栄養素、食べすぎに気をつけて口の中に入れ、しゃべる時も余計なことは言わないように 気をつけて言葉を発するべきだということのようです。

重要語の意味

病=「やまい」と読み、体のどこかが正常でなくなること。病気。  口=食べ物を取り入れたり、言葉をしゃべったりする時に使う体の一部。  禍=「わざわい」と読み、けがや病気、などの悪いできごと。災難。  出ず=「いず」と読み、出る。  慎む=「つつしむ」と読み、気をつけてやり過ぎないようにする。軽はずみなことをしない。  食中毒=「しょくちゅうどく」と読み、食べ物飲み物に含まれる毒の成分で起こる病気。細菌、自然の毒、化学物質などが原因。  栄養素=「えいようそ」と読み、体に必要な成分、たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン、フィトケミカルなど。 

いわれ(歴史)と重要度

万葉集・巻五。  傅玄口銘(ふげんこうめい)。    重要度=☆☆☆   

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【万葉集】